用語集
イニシャル・ユニット(初期口座)を購入後のアキュミュレーション・ユニット(貯蓄口座)で、一般的に違約金なしに中途解約できる。
絶対収益の追求
市場全体の変動とは無関係に投資元本に対する収益を上げることに的を絞った投資目標。
アクティブ戦略
積極的な運用戦略の一つ。市場平均を上回ることを目指し、ファンドマネージャーの投資判断に基づいて機動的に売買する戦略。
アクティブ投資アプローチ
投資の運用スタイルのひとつで活発な取引を行う。ファンドマネージャの資産収益の予測に基づいて、ファンドマネージャが都度ポートフォリオの構成を変更する。
アドバイサリー料
一任でないクライアントへの提案、一任のクライアントのポートフォリオ運用など、投資に関するアドバイスに対する手数料で、一般的に1年毎に徴収されるか、初期投資時に一回徴収される。
アルファ(α)値
ファンドのリスクを調整した上でリターンを測定する数値。超過リターンと基準指標のリターンの差がアルファである。資本資産価格モデル(CAPM)では、均衡モデルから予測するリターンを上回るポートフォリオ上のリターンをアルファとする。
アービトラージ
同一価値を持つ商品の価格差を利用し低リスクで利益を確保する取引のこと。効率的な市場では裁定の機会は少ない。
アセット・アロケーション(資産配分)
投資目標、リスク許容度、投資期間や投資戦略に基づき、リスクとリターンのバランスがとれたポートフォリオに異なる資産クラスの商品を配分すること。
運用資産額
投資会社の運用資産額。
ベンチマークとする指数と投資商品を比較して、ボラティリティを測定する。係数が1より大きいと、ボラティリティが高く、1より小さいとボラティリティが低いことを示す。ベータ値が1の場合、その商品が指標と同じ動きをすることを示す。
ベンチマーク
ファンドやポートフォリオの運用実績に対する指標で、一般にはファンドマネジャーが投資の際にどれだけ許容範囲をもつか知るために利用する。たとえば、香港株式のファンドマネジャーは、ハンセン指数をベンチマークとする。
ビット・アスク・スプレッド
売値と買値の差。
債券ファンド
ソブリン債や地方債、社債など、債券に投資するファンド。
BRIC
ブラジル、ロシア、インド、中国の4国それぞれの頭文字をとったもの(BRIC;ブリックと発音)で、2003年にゴールドマン・サックスが報告書で初めて使用した。
ブローカー
取引の仲介を行う人または企業のこと。売買の仲介を行い、クライアントの取引を成立させることによってで費用とコミッションを受け取る。
ビジネスサイクル
景気変動のサイクル。国民経済計算ではGDPが一国経済変動をよく表すものと考えられている。
発行株式数が固定されていて、いったん発行されると後に追加発行されることは基本的にないタイプのファンド。満期までの一定期間は解約することができない が、そのファンドが証券取引所に上場されていれば、セカンダリー・マーケット(流通市場)で売買することは可能。
集団投資スキーム
多数の投資家から資金調達し、幅広い種類の金融商品を専門家が管理および運用する仕組み。投資信託もその一例。
収益率
一定期間における収益の増加・損失の平均で、通常は年率で表示される。たとえば、過去3年間に複利15%の投資だった商品であれば、償還日の時点で毎年15%元本が増えたことになる。しかしながら、実際のリターンは投資期間中に変動する。
クレジット・デフォルト・スワップ
信用リスクの移転を目的とするデリバティブ取引の一種であり、 売り手はプレミアムを受け取る代わりに、万が一デフォルトになった場合、買い手に対して損失分を支払うことになる。
信用格付け
企業や国家の信用力を評価するもの。評価は主に、S&Pやムーディーズのような格付け機関が行い、格付けが高いと債務支払能力が高く、低いとディフォルト(債務不履行)のリスクが高いことをあらわす。
信用リスク
債権者の財務状態が悪化する事によって元本の返済や利息の支払いが滞るまたは受け取れないない場合のリスク。
カストディアン(保管銀行)
一定額を定期的に積み立て投資する方法で、商品価格が下がれば購入ユニット数がふえ、商品価格が上がれば購入ユニット数が減る。
適正評価
投資の際に、投資対象の実質的を十分に調査・審査すること。
デフレーション(デフレ)
経済全体の物価が継続的に下落する状態。
デルタ
原資産の変動に対してオプション価格がどの程度変動するのかを示した指標で、市場観応度を示すものである。
近年急速な経済成長をしており、外国人投資家が投資対象として有望視する国の市場。新興国金融市場ともいわれる。
利益モメンタム
企業の増益率の大きさや増益の継続性を指す。投資家はこのような企業を利益モメンタムと呼ぶ。
EPS (一株当たり利益)
EPSはEarnings Per Shareの略称。企業の一株当たりの利益額で、企業の収益性を見る指標
株式ファンド
複数の株式に合同投資してつくるファンド。投資信託か上場投資信託。
ユーロ圏
EU加盟国は単一通貨ユーロを使用。
投資適格の債券であったものの、信用クオリティが下がったことから格下げされた債券を指す言葉です。
フェデラル・ファンド金利(FF金利)
米連邦準備制度の加盟銀行間で準備金を維持するために資金を調達するオーバーナイト(翌日)短期融資の金利。
ファンド管理者
ファンドの管理機関として、以下の業務を遂行する:
- 順資産価値の算出
- 財務諸表の準備
- ブックやレコードの維持・調整
- ファンド費用の支払い
- 日々の取引を決済する
ファンド運用開始日
ファンド開始日、そのファンドの運用実績の測定を始める日。
ファンド・マネジャー
投資家の投資目的に沿って投資戦略を実施し、ポートフォリオを運用するチームまたは個人。
ファンド運用目的
ファンドの目的、対象としているセクターやファンド発行数などで、通常、ファクトシート(目論見書)に記載されている。
ファンドの評価
ファンド評価会社によって行われ、運用実績とボラティリティなどを見るクオンツ分析と、運用会社の投資哲学、社風やリスク管理能力などで評価する。
ファンド・サイズ
ファンドの市場価値。
ファンド・オブ・ファンズ
株式ファンド、債券ファンド、マネーマーケットファンドなど、多種類のファンドを組み合わせてつくるファンド。複数のヘッジファンドで構成されるものを、ファンズ・オブ・ヘッジファンズと呼ぶ。
GDP
国内総生産(GDP)は、ある一定期間内に一国で生産された物・サービスの付加価値のをいう。
広範囲にわたる戦略で運用されるファンドで、リバレッジをかけたり、空売りや金融派生商品に積極的に投資して、絶対的利益の追求を目標とする。
ヘッジファンドは通常、機関投資家や富裕層を対象に私募形式で大規模の資金を集める。ヘッジファンドに含まれる投資商品は現金化しにくいため、投資家は償還までの間はファンドには手をつけずにいることが通例で、評価・審査や取引の頻度はあまり多くない。
ハイ・ウォーター・マーク
ファンドの成功報酬の算出基準で、過去最高値純資産額。ハイ・ウォーター・マークを上回った場合、ファンドマネージャーへ成功報酬が支払われる。
運用資産のベンチマークと比較した超過収益率をあげるのに、どれだれのリスクが取られているか測定する指数で、運用者の能力を測る指標にもなる。ファンド 運用収益率からベンチマーク収益率を引いたもの(アクティブリターン)からリターンのポラティリティ(トラッキングエラー)で割ったもの。
インフォメーションレシオ = (ファンド運用収益率 - ベンチマーク収益率) ÷ トラッキングエラー
保険証券
保険の内容が法的観点から記載された契約書。
投資保証制度
投資リンク型生命保険スキーム
取り引きされる資産が容易に交換できるかを示す性質をいう。
生命保険会社が運用するファンドで、他社のファンドに投資した自社のファンドを契約者に提供する。
金融政策
経済成長と安定性を維持するために各国の中央銀行が行う政策金利とマネーサプライに関する経済政策。
マネーファンド
債券、コマーシャルペーパーなどの短期マーケット商品に投資するファンド。
ミューチャルファンド (投資信託)
専門家が運用する共同運用スキームの総称。複数の投資家の資産を株式、債券、マネーマーケットなどの有価証券にプールして投資している。
ファンドの純資産価値からライアビリティ(負債)を引いたもの。
クローズエンド型ファンドと異なり、販売期間と償還日が限定されておらず、直接、投資信託会社から償還することができる。
公開市場調査
中央銀行が金融市場に介入して、市中に出回っている国債などの資金を操作する金融政策。一般的に、金利と為替を手がかりにして行われる。
運用実績に基づいてファンドマネジャーに支払われる報酬で、ファンドの順資産価値の増加分と比較して算出される。したがって、ファンドマネジャーの運用実績が高いほど成功報酬も上がる。
目録見書
ファンド情報に関する資料で、投資目的や限定事項、予想されるリスク、ファンドマネジャー、手数料などの情報が含まれる。
証券有効日
保険証券が有効になる日。
資産運用会社が投資家から集めた資金を不動産を対象に投資し、賃貸収入や売買益を分配する商品。
リセッション
景気後退。通常は国内総生産(GDP)が前期比で2四半期連続でマイナス成長したことをリセッションの定義とする。
償還請求手数料
投資家が保有資産を償還するときに発生する手数料。ファンド毎に手数料の割り出し方が異なるが、償還日までの期間によって決められることが多い。
相対リターンの目標
ベンチマークまたは類似のファンドより優れたリターンを目指すこと。投資収益率がベンチマークより優れていてもマイナスリターンの場合がある。
リスク
実際のリターンが、期待されるリターンに対し変動する可能性。専門家はボラティリィ(変動率)の大きさでリスクを定め、過去のデータをもとに算出する過去変動率も、リスクを測る一般的な指標である。
リスク許容度テスト
投資家の純資産や年齢、投資経験などから投資家のリスク許容レベルを診断するテスト。
ノーベル賞を受賞したウィリアム・F・シャープが開発した。リスク調整後の運用実績を示す指標で、ファンドの収益率からリスクフリーレートを引き、ボラティリティを分割することによって測定する。
シャープレシオ = (期待リターン - リスクフリーレート) ÷ 標準偏差
空売り
証券会社などの第三者から借りた商品を売却し、値下がりした時点で買い戻すことで利益を得る方法。
ソルティノレシオ
シャープレシオの進化形で、分母のボラティリティをダウンサイドリスクとみなしたもの。
標準偏差
投資リスクをあらわすもので、変動の度合いを年率で測り、予想変動率を測定する。
サブプライム住宅ローン
住宅ローンのタイプで、従来のローンの貸付がされない信用度の低い借り手に対して提供されるローン。
追加投資
初期投資の後、追加資金を注入すること。
システマティックリスク
市場全体に共通して見られるリスク、または、分散投資などで回避できないリスクをいう。市場リスクとしても知られる。
ポートフォリオ内訳トップ10
ポートフォリオに占める割合が高いファンドのトップ10で、すべてのファンドはファクトシート(目録見書)または、中間報告書、年次報告書に記載されている。
不良資産
経済的に破滅を招くような資産で、市場評価と需要がない資産。不良資産の保有者は巨額な償却と資本調達を余儀なくされている。
香港SFC(日本の金融庁のような役割)に認可されていないファンド。
アンシステマテリックリスク
投資に内在された企業や業界に特有のリスク。システマテリックリスクと異なり、適切な分散投資によりリスクを回避することができる。
債券を購入した日から最終償還日まで債券を所有した場合、投資元本に対して年率何%の利回りになるか測るもの。最終的な収益率。債券の時価に対するクーポン。
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